ブランドの話 vol2 【midorikawa ryo】
なんだか、好評だったvol1につづいて紹介するブランド。
今回はfridge setagayaでたった3足しかオーダーしてないのに、
気になって気になって仕方ないブランドです。
ryo midorikawaが正解かな?midorikawa ryoが正しいのかな?
ちょっと分からなくなったんですが、緑川サンのブランドです。
靴です。浅草メイドです。
うちには、そのうち紹介するであろうスニーカーブランド「ダブルフットウェア」、
ここも浅草メイドです。なんだか、東東京ですね。清澄白河的な奴ですね。
ちょっと、世田谷的にはコンセプトぶれですかね…。
仕入数も(そもそも型数も少ないけど)前述した通り、絶対的に少なくうちは、今季は1型3足。
来期も1型3足。
だとしても、このブランドを1stシーズンからやってます!
って言いたくなるような、なんて言うんだろうな妙な迫力あります。
作っている人は、正直このブランドを預かってるプレスルームの社長の
舎弟みたいなキャラクターで、おどおどしてて、頼りないんですけど。
オーダーした後にわざわざ3店舗回ってくれるような、完全に天然の変わったキャラです。
おそらく、オーダーしなければ一生関わらない系男子です。物の売り買いによって
成立した希有な関係です。まじで。
全体的にスリップオンしか仕入したく無い熊坂ですけれども、これもそうなんです。
写真黒過ぎて分かりません。でも、可愛いです。うちにあるのは黒のバックスキンです。
このブランドと同じ取り扱い先のメーカーさんで、本当うんざりするような、、、
嫌な想いをするような、ブランドをうっかり仕入れてしまい。顔が見えないまま仕入するの
マジで辞めよ、って本当に思ったんですよ、フラッとうちの店に友人の友人だか知らんけど
来て、散らかして偉そうに他のお客さんの邪魔になっても我が物顔な奴のブランド。
知ってたら絶対に仕入れないし、むしろ今も捨てたい。って位腹立たしい。少し残ってる。
本当にうんざり。しかも俺も買っちゃったし。。。物は良かったのに。※今回はあんまりだったけど。
で、そいつの友人のブランドすら、うちで営業迄も扱ってるんだけど、やりたく無くなるくらい
コミュニケーション障害。うちは、そう言うの本当にお断り。。。っていうか久々にうんざり。
ってな事があってから、そもそも作ってる人の顔を見てから仕入したい派なんですけれども、
この人の靴作りに対しての誠実さって、多分すごい売れてしまったとしても、
あんまり変わらないんじゃないかなって言う。
このブランド。。。
ブランドの知名度的にも全然安く無いし、(値段的にね。物的には妥当だと思うけど)
すぐ売れるような靴じゃあ無いけど、
幸いfridge setagayaはこういう靴をおもしろがってくれる、目の肥えた、かつ洋服屋ズレしてない、
着道楽な、お客様が多いので、結構はまりそうな気がしてます。
最近大事にしてるのが、この洋服屋ズレしてないって言うところで。
自分なんかは、BEAMS時代も末端だったので、ずれるもクソも無いんだけど、
最近もオーナーになったとはいえ、知ったかぶりたくも無いし、有名人な訳でもない。
ぴんこと仕事してて思うんだけど、格好よさってシーンとかじゃなくて、本人が
どれくらい楽しんで、身銭切って洋服買ってる買って事だと思うんですよ、本当に。
何かそう言うのに憧れてこじれちゃってた系男子としては40代になり反省してる訳です。
15年もセレクトショップで勤めてて、そこそこそこらに友人もいて、そりゃ未だに
頼んだりしますけど社販とか、ファミリーセールに親しみすぎて忘れちゃってる、
プロパー(定価)で洋服を買う快感。
それ、お客様相手にさ、自分自身が忘れてると、どうしても散漫になっちゃうよ。って話をなんか
最近思い出す事が多いんだけど、こういう青田買い的なブランドを買えそうな人が、
うちの店を好んでくれるって言うのは、誇らしいよね。本当。
オシャレとか、洋服屋っぽいより、着道楽で居たいですね。
で、これはスタイリスト岡部の受け売りだけど(本人談ではなく、彼がくれた漫画)
「へうげもの」にあるように、歌舞伎者じゃなく、ひょうげていたいものです。
って言うには結構値段張るけどね、この靴。
熊坂は買いました。
気に入ってます履き心地も。
おわり。
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